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レオポルド・ブルームへの手紙

a_04.jpgレオポルド・ブルームへの手紙/LEO
2002年 イギリス・アメリカ
監督 : メヒディ・ノロウジアン


アメリカ、ミシシッピ州。
15年の刑期を終えて出所したスティーヴン。
彼の心の支えは、
少年レオポルド宛てに手紙を書くことでした。
レオポルドの母メアリーは彼を産んだその日に
夫と娘を事故で亡くし、絶望の縁に立たされます。
レオポルドの存在を拒否し、愛することのできないメアリー。
そんな母からの愛を知らずに育った孤独なレオポルドの切実な手紙に、
スティーヴンは愛のこもった返信を送るのです。
2人はやがて数奇な運命に翻弄されていきます。。。。。


. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .



久し振りに深い映画を観ました。
主人公スティーヴン&レオポルド少年の2つの物語が
同時進行するあらすじは知っていたのですが、
こんな風に2人の人生が絡み合うとは想像していませんでした。

レオポルドの手紙の冒頭はそこはかとなく悲しく印象的です。
“僕の人生は僕が生まれる前に始まった。僕は母さんの罪の烙印”
子供にこう言わしめるほど愚かで哀しい母親メアリー。
自分の問題を処理できず、
罪悪感とその苦しみを何の罪もない我が子に押し付ける彼女の未熟さは許せません。
エリザベス・シューはそんな母親を見事に演じていました。
メアリーとレオポルド…2人のシーンは重苦しく観ていてやるせなかったです。

レオポルドの書き終えた手紙の封筒がアップになった時、ふと思いました。
なぜ宛先が刑務所としか書かれていないのにスティーヴンの手元に届くのだろう?…と。
その辺りから展開が見え始めてきました。
スティーヴンはレオポルド少年を正しい道に導くために返事を書きますが、
本当に救いたかったのは幼い頃の自分だった…。
なんとも切ない気持ちになりました

書くことで自分を見つめ、自身を癒し救ったスティーヴン。
自尊心を失わずに生きて行こうとする姿が清々しかったです。
ストーリー展開、エンディングの映像までもが文芸的な映画でした。
もともとアイルランドの文豪ジェームズ・ジョイスの小説「ユリシーズ」から
登場人物の名前、妻の浮気などのモチーフを拝借しているそうです。
私はこちらを読んだことはありませんが、知らなくても十分浸って鑑賞できる映画でした。

No.44.2oo6
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| 映画(合作) | 23:38 | comments:2 | trackbacks:7 | TOP↑

COMMENT

小米花さん、こんばんは。
こちらにも遊びに来てくださりありがとうございます♪

ホント面白い展開でしたよね~!
なんかもっとストレートにドロドロとした映画を想像していたのですが、
意外にも爽快感が残りました(笑)

ユリシーズ、やっぱり読んだ方がいいのかな。。
スティーヴンとレオポルドの人柄や関係など、知っていた方がもっとこの作品を理解できるのかもしれませんね。
しかし、私は挫折しそうな予感です…e-330

| えみり* | 2006/04/24 01:09 | URL | ≫ EDIT

TBありがとうございます。
なかなか面白い展開でした!
オムニバスなのかと思っていたら~~!!

お友達のブログでユリシーズを知っていたら、もっと分かったかも~というコメントを読み、ネットで検索してみました。
しかし、ますます分からなくなりました(笑)。
付け刃ではダメらしい・・・。
これからも、宜しくお願いいたします。

| 小米花 | 2006/04/23 22:59 | URL | ≫ EDIT















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レオポルド・ブルームへの手紙

【原題】LEO【制作年】2002(日本公開は2005年)【制作国】アメリカ/イギリス【監督】メヒディ・ノロウジアン【鑑賞場所】自宅【主なキャスト】○ジョゼフ・ファインズ(元囚人:スティーヴン)○エリザベス・シュー(レオの母:メアリー)○デイヴィス・

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