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パパは、出張中!

パパは、出張中! パパは、出張中!
モレノ・デバルトリ (2000/11/24)
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OTAC NA SLUZBENOM PUTU
1985年 ユーゴスラビア
監督 : エミール・クストリッツァ 


1950年代初めのユーゴスラビアは
スターリン主義のソ連の影響下にあり、
何とか独自の共産主義を目指そうと
チトー大統領を中心に体制作りを進めていました。
政情は不安定で、
民衆の間では秘密警察への密告が蔓延しています…。
少年マリクは両親と兄、祖父の5人家族。
平凡な家庭ですが、ある日父が反体制派であると密告され、
政治犯収容所へと送られます。
母は子供達に「パパは出張中」と偽り、帰りを待つのですが。。。



新聞に掲載された『スターリンを崇拝するマルクス』の風刺漫画を見て、
パパが「やりすぎだな。」と愛人に漏らす場面から映画は始まります。
不用意な一言が原因で政治犯扱いになるのですから恐い。。
しかも、密告したのは妻との離婚を迫る愛人で、
収容所行きを通達するのは警察官である義兄。
(この義兄は密告者の愛人に恋心♪)
反体制発言を建前に個人的な腹いせをしている所が更に恐い
密告を利用して自分の立場を守った人は大勢いた事でしょう。

物語は「家族で頑張ろう!」ではなく、
「今は国・時代の主義に順応するしかないんだ。」
「流れに任せて何とかやり過ごそう。」というやるせなさがテーマ。
平凡な家庭の日常生活をベースに、
一つの密告が家族全員の人生を狂わす、、
そうした社会の異常さがヒシヒシと伝わってきます。

ところで、マリクの夢遊病はイマイチ理解できませんでしたぁ。
夜中にフラフラ徘徊する姿はかなり無気味です
先の見えない社会への不安を表していたのでしょうね。
老人ホームに行くことを決意したおじいちゃんが
「政治なんかくそくらえだ!」と言い捨てる場面は、
みんなの気持ちを代弁していてスッキリしますね。


全体的に画面が暗く、内容的にも重~い後味となりました。
どちらかというと男性寄りの視点で描かれている気もしました。
音楽はイヴァノヴィッチの「ドナウ川のさざ波」1曲だけ、
それが楽器編成を変えて繰り返し流れます…ヘヴィーです。
クストリッツァは「アンダーグラウンド」も観なければ、と思いました。
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| 映画(その他欧州) | 19:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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