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ハルモニア

ハルモニア
著者 : 篠田 節子
出版社 :文春文庫


脳に障害をもつ由希が奏でる
超人的なチェロの調べ。
指導を頼まれた中堅演奏家・東野は
その天才的な才能に圧倒されます。
名演奏を自在に“再現”する才能を持つ由希に足りないのは、
“自分自身の音楽”。
彼女の演奏に何とか魂を吹き込もうとする東野の周りでは、
次々と不可解な事件が起こり始めます。
音楽にすべてを捧げる二人の行着く果ては。。。。。



中庸な演奏を得意とする(…時には必要に迫られ。)東野にとって、
非凡な才能を持ちながらコピー演奏しかできない由希が不憫であり、
自分では成し得ない理想の演奏を叶えるに相応しい分身だったのでしょう。
次第に破壊していく由希の体、
それと並行して社会から孤立していく東野が何とも痛ましいです。
由希にとって、
施設で慎ましくコピー演奏を続けて生き永らえていくことと、
命を縮めてでも自身の音楽を奏でることの、
どちらが幸せだったのでしょう。
読み終えてから、そんなことをぼんやりと考えてしまいました。
ラストは読者の想像に任せるあたりも良いですね。

私も豊かな心を目指して自分の音楽に精進していきたい。。
そして、何気ない普通の毎日を大切に暮らしたい、と感じた作品でした。
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| 読書 | 23:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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